富士山を本当に愛するが故に、世界遺産登録で盛り上がる日本人へ、野口健が浴びせた冷や水。
富士山の清掃活動等を行って来た登山家・野口健が、
富士山の世界遺産登録に浮き立つ日本人に冷や水を浴びせかける。


野口が語る富士山の現状は、
お寒い限りだ。
トイレットペーパー交じりの白い屎尿の川はバイオトイレ導入でマシになり、
5合目以上は野口らの活動でだいぶゴミが減ったと言う。
しかし、
5合目以下は未だに産業廃棄物の不法投棄も多いし、
何よりも1シーズン30万人もの登山者は、
否応無く富士山に過剰な負荷をかける。
富士山を観光のための資源としか考えていない業者や自治体は、
観光客の減少につながるような規制には反対し、
結果、
富士山の貴重な価値を損ない、
世界遺産登録さえ抹消されかねないという悪循環…。


このような状況を変えるために、
野口は、
むしろ、
世界遺産登録が実現しない方がよいと考えていたと言う。
つまり、
「世界遺産登録」を関係者が共通の目標とし、
そのために何が必要なのかを関係者全員が真剣に考え、
一致協力することにより、
状況を改善することができると考えていたのだ。
野口にとっては、
世界遺産登録が目的なのではなく、
富士山をいつまでも美しく保ために、
何ができるのか、
ということこそが重要だったのだ。


世界遺産に登録されること自体が目的なのではなく、
我が国の素晴らしい文化財、
自然環境を保護し、
世代を超えて伝えていくために世界遺産登録をするのだ、
という、
我が国ではとかく忘れられがちなことを本書は思い出させてくれる。
そして、
富士山が世界遺産に登録されたとは言え、
2016年までにイコモスに対して今後の保護のビジョンを示さなければならないという、
いわば「暫定的」登録状態にある今こそ、
今後、
我々が富士山をどのように扱っていくのか、
今後100年の「富士山政策」を決める最後の機会だと思う。
世界遺産にされて富士山は泣いている (PHP新書)

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