「日中関係というけれど、実際は日台関係だよ」
「日中講和を描く本書には、
課題が三つある。

 第一の課題は、
日中国交正常化の外交交渉である。
とりわけ台湾の扱いが重要となる。

……日本は、
台湾の扱いを重視する中国の言いなりにならず、
それでいながら短期間で
交渉を妥結させた。
……第二の課題は、
田中と大平の政治指導である。
……第三の課題は、

日本外務省の内部過程である。

 日中共同声明を起筆し、
北京での交渉に際して条文に手を入れたのは、
外務官僚にほか
ならない。
……外務省が田中や大平を支え、
田中と大平は官僚を使いこなしたのである」。


 情報開示制度の恩恵を大いに享受してはいるが、
知られざる密約の存在を暴き出す、

といった性格のテキストではなく、
パンダのパの字もなかったが、
話の大筋それ自体は
既知の情報を改めて辿り直しているに過ぎない。
ではあるが、
そうした表向きの物語の
向こう側、
行間を読み解くこと、
書かれなかったその裏側を読み解くこと、
外交交渉の
複雑怪奇を知らしめることにおいて非常に卓越した一冊。

 ニクソン訪中の際の声明、
台湾をその国土の一部とする、
という中国の主張を米国は
「アクノレッジacknowledge」した、
すなわち「承認したわけではない」。
それを受けて
日本側は「十分理解し、
かつ、
これを尊重する」との表現をまとめる。

 大平曰く、
台湾の領有は「基本的には、
中国の国内問題」、
ここでいう「基本的には」の
意味、
すなわち「平和的に話し合いが行われている限りにおいてはこれは中国の国内問題、

しかし、
万々が一中国が武力によって台湾を統一する、
いわゆる武力解放という手段に
訴えるようになった場合には、
これは国内問題というわけにはいかない」。

 中国を凍りつかせた例の角栄の「ご迷惑」発言の背後にあるもの。


 こうした眩暈のするような、
交渉の醍醐味、
緊張感を伝えた堅実な一冊。
日中国交正常化 - 田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦 (中公新書)

その他の感想

過渡期の製品
ニーズに合えば良書です。
通勤電車の中で読むのが楽しみです!
大容量で満足です
ワクワクしますね
日本語表示してくれると嬉しいんですが・・・
布団の中から無人島へ行ける本
設定に少し手間取りましたが、最終的に接続できました:カンボジア
本当に緊急用にしたいので改善を求む
高いよね。
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早く欲しかった!
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