トロッタ家三代と、皇帝とのつながり
上下巻読了。

オーストリア・ハンガリー帝国。
皇帝のもとで緩やかに連帯していたて多民族国家が、
ナショナリズム(民族主義)と共産主義の台頭により、
お互いに引き裂かれて、
衰亡していく様子を、
トロッタ家の3代を通じて、
また、
皇帝フランツ・ヨーゼフ(ハプスブルク家)との関わりのなかで描いていく。


物語の冒頭は、
第二次イタリア独立戦争、
ソルフェリーノの戦いである。
スロベニア人の歩兵少尉トロッタが、
前線視察に来た皇帝の命を救ったことで、
貴族に叙せられることからはじまる。
二代目のフォン・トロッタは軍隊には行かずに、
郡長となる。
三代目カール・ヨーゼフは、
祖父に憧れ、
軍隊に入る。
親友を決闘で亡くしたり、
未亡人との恋愛・不倫、
賭け事などを経験し・・・・。

魅惑的な年上の夫人とのロマンスが、
三代目トロッタに不幸をもたらす。


ラデッキー行進曲は、
帝国内の諸民族の連帯の象徴である。
規律や忠誠、
軍隊で一番重要となる要素である。
人々の純粋さ、
貴族(騎兵)の誇り・名誉など。


初代トロッタが、
ソルフェリーノ戦いの真実について陳情する姿と、
その(誇張された)活躍が、
後の世代まで恩恵を得ることができたのは、
帝国の寛容さであったと思う。

賭博に明け暮れ、
借金の返済に追われる将校たち。
軍隊の規律が弱まることは、
帝国の綻びでもある。
戦争を経験しないこと、
すれば必ず負ける軍隊は、
必ず退廃するのだろうか。

一方で、
民族主義の高まり、
労働者の蜂起が起こり、
帝国は既に崩壊していることを、
誰もが気がついている。
愚直にトロッタに仕えるフォン・トロッタ家のジャックや、
カール・ヨーゼフの従卒オヌーフリは、
ある意味、
幸せなのかも知れない。


”ラデッキー行進曲”と、
各国語が混じり合った”インターナショナル”の対峙。

お互いの寛容で成り立つ帝国にととって、
民族主義の高まりは帝国の解体を招いていく。

サライェボ事件が起こり、
オーストリア・ハンガリー帝国の後継者が暗殺される。
その時の、
各出自による反応がなんとも言えずに哀しい。
帝国の衰退を悲しむ者、
ざまぁみろとほくそ笑む者。
そして第一次世界大戦が勃発し、
カール・ヨーゼフも、
軍務に復帰する。
ラデツキー行進曲(上) (岩波文庫)

その他の感想

嬉しい‼︎
でんぱの神神 初期の映像を視て
イフミーの靴最高です!
練習帳
写真のような発色は期待できません
口金のつけ方がサルでも分かるぐらい分かりやすい。
作りの雑さが残念…
リーズナブルな価格
細かいミストが出てくるが、逆さでは使えない。
使える様になりました
オーディオマニアに朗報
ポケモンスクラップ
とてもエレガント
数多ある日本酒を選ぶ手助けになる
軽くて使いやすい
このお値段なら、何の文句もありません!!
プロセス化学
山羊スラ戦車Go!Go!
そうた
ボタンの質と取り付け
仕様でしょうか?
神経機能解剖学についてきちんと理解したい人だけのための本
余分な角質を落とす!?
現役の若い子は必ず手元に置いて勉強が必要!!
まずは合格
映像で綴るP-MODEL史
Slow
初めて読んだんですが・・・・
使える英語力向上に非常に役に立つ読み物
4年連続で購入しています。
戻る