この名作のスタンダード
本巻の大半は、
主人公がついに招かれたゲルマント公爵夫人のサロンで、
いつ果てるともなく繰り返されるエリート貴族たちの、
お上品にして不毛なおしゃべりの数々である。


 そこではゲルマント家の先祖たちが、
欧州の数代前の王家やら高貴な家柄の英雄や偉人、
有名人たちと、
どのようなつながりがあるかとかないかとか、
一族の従兄妹や従姉弟たちの人物評、
社交界のライバルたちへの悪口や批評が、
機知とユーモアと隠された差別意識にくるまれて、
これでもか、
これでもかとプルーストの筆にのぼされる。


 当時の超一流サロンの主役は、
もちろん主人公の憧れの的であった、
美しく、
寸鉄人を刺す一言居士のゲルマント公爵夫人であるが、
実際は不幸な家庭生活を余儀なくされているこの公爵夫妻が、
まるで吉本興業に所属する人気者漫才コンビのように、
かわるがわるボケとツッコミを演じるのが、
西洋漫画のように面白い。


 世界中のスノッブたちから、
羨望の眼であおぎみられた、
おフランスの、
おパリーの、
ハイソサエティの、
いんてりげんちゃの、
おされな会話の空虚な実態を、
プルーストは克明かつ執拗にあばきだすのである。


 そのうつろなモノクロームな虚妄の世界が突然打ち破られるのは、
本巻の最後にわが懐かしきスワンと主人公が偶然再会を果たすシーンである。
 

 余命いくばくもないことを告白するスワンと、
「んなこたあわれ関せず」とばかりに情婦の待つ仮装舞踏会へ急ごうとするゲルマント公爵、
そしてそんな一大事を耳にしてパーティなどに出かけてはいけないのではないか、
と激しく懊悩する公爵夫人の姿は、
まるで歌舞伎の大詰めで見えを切る極彩色の花形役者のトップモーションのように、
私たちの心を直撃するのである。


追記 145p左注の「前面」は「全面」の誤り。
至急直すべし。


 なにゆえに赤のドレスに黒い靴は駄目?ゲルマント公爵はふぁっちょん音痴 蝶人
失われた時を求めて(7)――ゲルマントのほうIII (岩波文庫)

その他の感想

ъ( ゚ー^)
外国人からみた日本を知るのに最高です。
サラダにピッタリ。
泡切れがいい
必然
Oliver Rich愛用しています。
高校数学定番の網羅系参考書
健康になれると信じて
プライズの枠を超えた逸品
生きるとはどういうことか
良作です。
万能ではないので使う場所を考えよう
先日、春が来るのを楽しみで!
ちょっと残念。。。かな。
演技派女優の魅せる技
この渋さがよいです。
Good!安いのにかっこいい ナイスです。得しました。
だいたいイメージ通りです。
着心地が良くてお気に入り
遠慮のない言い切りっぷりがイイ
ユーザーライク&2012年2月28日以降はVer.2012に更新出来ます!!
高さ17mmのレールで、引出の奥行30cm以上の引出に適合。
ポンコツ可愛い
定価でも買えますよ
永遠の少年達のためにベストな選択
むくみしらず
なかなか便利で自作のランタンのオモチャの素材に使ってます。
現代を代表する3人の師と五木氏の夢のコラボ
質感良い
佐伯啓思 「アメリカニズム」の終焉
戻る