ミズラヒーム(=中東イスラーム世界出身のユダヤ人)という視点からみたイスラエル現代史
 政治史を中心に新書版一冊にまとめた、
1948年の建国以前から建国60年を過ぎた現在にいたるイスラエル現代史。


 イスラエルにかんする本は無数に出版されているが、
本書における著者の最大の功績は、
イスラエル社会の現在の実態に即し、
従来から日本でも知られている枠組みである、
アシュケナジーム(=中東欧系ユダヤ人)とスファルディーム(=1492年のスペイン追放後、
地中海沿岸地方に離散したユダヤ人)の違いよりも、
アシュケナジームとミズラヒーム(=中東イスラーム世界出身のユダヤ人)の違いという視点からイスラエルを考察していることであろう。

 ミズラヒームは、
モロッコ、
イラク、
トルコ、
イエメンなどから、
イスラエル建国後移民してきたユダヤ教徒である。
彼らは、
シオニズムという世俗国家の理念とも西欧流のライフスタイルとも関係なく、
現在にいたるまでイスラエル社会の下層としての生活を余儀なくされてきた存在だ。


 本書は、
一言でいってしまえば、
ミズラヒームとパレスチナ人を含めたアラブ系イスラエル人という視点からみたイスラエル史である。

 イスラエル現代史とは、
主流派であったアシュケナジーム中心の世俗国家から、
多文化社会への変容によって、
きわめて宗教色の濃い国家に変貌させてきた歴史である。

 これは、
『見えざるユダヤ人』(平凡社、
1998)で、
ミズラヒームの存在を日本語でははじめて読める形として読者に提示した著者ならではの特色である。
移民国家で、
多文化社会であるイスラエルは、
どのカテゴリーに焦点をあてるかで、
まったく異なる像が描かれることになるからだ。


 イスラエル建国の中心となった、
アシュケナジーム系のシオニストが主流派であった労働党が凋落し、
ミズラヒームに加え、
エチオピアやソ連崩壊後のロシア系移民も含めた出身地と、
宗教的姿勢から複雑にカテゴライズされている現在のイスラエル社会は、
著者がいうように、
多文化主義性格をもつがゆえに、
その反動として逆説的にナショナリズム的な行動をとらざるをえない傾向が強まっている。
そうでないと国民がバラバラになってしまうという懸念につきまとわれているためだ。
イスラエル (岩波新書)

その他の感想

可愛いイラストに癒されます
みんなをあっと言わせるヒントが…
タイトに着てます。
キングジム クリアーファイル差し替え式(大量ポケット)A4Sライトグレー
決定版マルノコ道具
コストパーフォーマンス抜群
コンプライアンスに準じた良品
ありがとう綾子さん。
良く取れるけど慣れが必要
たしかにパッとわかる
すぐに浸水しました
不具合対応抜群
ウィッチーズ再び!
長く楽しめそう
介護事業所を開設するなら…。
純正品は高価だし…
安いですよね
宇津木龍一先生の極論の前に読むべき本
ジェラートのように蕩けてしまいそうな甘さで、愛しさあふれるストーリーが詰まっていました。
ピアス感覚
3歳の子のクリスマスに
良いサイズです
キッパーシリーズは固い
着けた感じ最高!
かなりの大物
こんなもん
俳句って無限大
カバーが少し歪んでいました。
今もこの漫画の顔が歴史の顔に
セルフクリーニング機能!?
戻る