日本洋画壇の歴史の証言にして哀切の青春譚でもあるエッセイ集
 著者の野見山さんは、
1920年と言うから大正9年生まれ。
御年94歳の現役の現代画家。
ですが画家としての作品はほとんど拝見したことはない。

 しかし、
NHKの「日曜美術館」で物故画家の生前の様子を証人として語っている場面をおそらく4回か5回は見たことがあると思う。
作品は見たことがないのに、
大昔の坂本九かナンチャンみたいなニキビ跡の酷すぎる汚い顔だなあ、
というのだけが忘れられないでいた。
誠に失礼ながら、
あの野見山さんの印象的な汚いお顔(本当に失礼、
お許しを)を今年の文化の日にニュースで見た。
文化勲章を受章され皇居の庭で記念撮影に収まっておられた。
まさに日本洋画界の歴史を見続けてきた汚い顔だ(本当にごめんなさい)。

 この一冊も、
野見山さんが思い出深い幾人かの人々との交流を綴ったエッセイだ。
岡本太郎やパブロ・ピカソとの逸話はまさに「へぇ~」もので読ごたえがある。
しかし、
私には、
有名な奇人画家や世紀の巨匠のエピソードよりも、
冒頭のほんの2ページに過ぎない一遍の中に描かれた全て無名の女性たちとの行きずりのふれあいが、
切なすぎて胸を苛む。

 出張先の米子の書店(今井書店という名の地元では有名な書店)の平積み台でたまたま手に取り、
その冒頭の2ページを立ち読みしてしまっただけで私はもうこの一冊をそのまま平台の上に戻すことはできない気持ちになっていた。


 画学生だったころ駆け落ちまで考えた幼馴染が、
他人の妻となりハルピンに渡った。
敗戦の後の逃避行中、
夫を失い赤子の亡骸を自ら埋め単身帰国した彼女は、
引揚者の収容所で野見山さんの手を握り、

 「怖いことがおきるのね」
 とだけ小さく言った。
そうして間もなく亡くなる。


 傷病兵だった野見山さんに一輪の花を届けてくれた従軍看護婦の目。
いつもマスクに隠されていて、
野見山さんは彼女の目以外の顔を知らない。


 別の看護婦さんと、
「消灯後の闇で逢う」ようになった話。


 「若い日の行きずりというか、
女(ひと)との別れはいつまでもぼくを、
なぶり続ける」
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