19世紀末のフランス知識人の閉塞感・厭世観を表出させた貴重な作品
血縁結婚を繰り返した貴族の末裔デ・ゼッサントの生涯に仮託して、
作者の思弁を奔放に綴ったもの。
大まかには、
ゼッサントが美と頽廃の「人工の小宇宙」を築いて行く過程とその末路を描いた作品。
「さかしま」とは英語で「Against Nature」、
即ち「道理にそむくこと」の意であり、
基本的に愚俗を忌み、
知性と人工を賛美する内容となっている。
訳者は私の好きな澁澤氏で、
翻訳臭さを全く感じさせない練達した文章になっている。


城館での孤独な子供時代。
世間の人々を全て俗人と見なし、
性的放蕩に耽ったイエズス会学校時代。
放蕩のため遺産を食い潰し、
性的欲望も減退し、
フォントネエと言う田舎町で隠遁生活を送る道を選んだ経緯。
好みの彩色・書物・絵画・調度類で埋められた隠遁邸。
知的詭弁による「本物と変わらぬ幻想の悦楽」の信奉。
第三章を通して語られる10世紀以前のラテン文学批評。
通常の小説の枠組みを越えた構成である。
動植物・宝石・酒・音楽に関する煌く考察は澁澤氏のエッセイの様。
第五章の絵画の論考は圧巻で、
モロオ「サロメ」・「まぼろし」とロイケン「宗教的迫害」は頽廃と残虐の象徴である。
しかし、
彼の希求する生活は知的な"修道僧"のものなのである。
一方、
涜聖の罪を犯した事に自負心・慰安を覚える矛盾。
夥しい畸形植物から喚起される梅毒のイメージ。
そして、
"特殊な善意"なしの自由・思想・健康を否定する精神。
第十二章の宗教書論評は日本人には苦しいが、
次第に涜聖とサディズムの考察に移行する辺り計算尽くか。
「サディズムの魅力=禁断の享楽」なのである。
傾倒するボードレールとポーの愛情概念の分析も読ませる。


日陰に蔓延る陰花植物の様な思弁は、
19世紀末のフランス知識人のある種の閉塞感・厭世観を表出させたものと言え、
文学的評価は兎も角、
貴重な作品に思えた。
日本を含む東洋美術への言及が多い点も印象的だった。
さかしま (河出文庫)

その他の感想

デザインで買い
まあまあよかったです。
香りが爽やか!
値段も安く、出来も良い
このケースを待っていました。
気軽には頼めない。
志に生きる人の後姿はかくも美しい。
Xperia Zで正常動作です。
後半は少々小難しいかもしれないが
高さ調整に注意(サッチング刃が脆い)
見た目はいいが利用時が
充分明るいが、ノイズ対策に難あり
和室にも合う気品のある和の香り
R&Bへの愛情がたっぷり。
見てるだけでトレーニングしたくなる!!
NASのバックアップとして使用しています
とてもカッコイイです!
青色があればなー
まさにミニドライバー(笑い)
野外でもお風呂でも使えます
愛に満たされない苦悩
まずはじめに悪い点を
リニューアルして??
本当に簡単にできました!
基礎内容について
大人かわいい
色々な歯間ブラシを使いましたが、使いやすくて長持ちする製品に出会いました
手に入らないので、仕方なく頼んだのですが
オススメー☆
ゴルフの賞品にしました。
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