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未来派左翼〈上〉―グローバル民主主義の可能性をさぐる (NHKブックス)

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参照データ

タイトル未来派左翼〈上〉―グローバル民主主義の可能性をさぐる (NHKブックス)
発売日販売日未定
製作者アントニオ ネグリ
販売元日本放送出版協会
JANコード9784140911068
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

18.08.31
僕にはこのような書物を紹介するような見識はないし、要約を書こうとすると姜尚中氏の解説の引き写しになっちゃうので、しばらくほっておいたんだが、参院選前後の情勢を目のあたりにして、これはこの本が言っていることはあたりなのではないかと、軽薄にも思いを深めているので、軽薄に紹介したい。原題は『Gooby Mr Socialism』という挑発的なもの。ともかく、面白い。未来が明るく見える。
キーワードは「帝国」「プレカリアート」「マルチチュード」「共」。
「プレカリアート」は「非正規雇用者などの不安定労働者」、積極的な意味合いで使われていて、革命の主体になり得るもの。とりわけITを操るテクノクラートを「コニタリアート」とよび、自由な空間で彼らが価値を想像していることが、現実社会の決定的な進化だとする。
「マルチチュード」とは帝国の内部で成長するオルタナティブであり、グローバル民主主義を推進する多種多様性のこと。
「共」はコミュニズムの共なんだけど、多種多様でありながらともに活動し、帝国に抗するその闘争形態にグローバル民主主義の可能性を見ている。
どうしてそれが可能になったのかといえば、経済的、歴史的に現代を「労働を組織するものはもはや資本ではなく、労働は自らの手で自己組織化するのであり、資本はその主観的潜勢力を盗用する」とのテーゼがベースになっているよう。
『資本論』の様に理解を積み上げて行く書物ではなく、1970年代の『朝日ジャーナル』の様に、読むことで、インスパイアされるいわば雑誌。インタビューなので入口の敷居も低い。
僕が「アントニオ ネグリ」というコミュニストの哲学者を知ったのは、金曜官邸前原発抗議の群れの中で、視察に来たらしい、スピーチもしないで通り過ぎて行った大柄な白人の一団をみて、人々の口から、そしてその夜のTwitterで「ネグリ」「ネグリ」とつぶやかれたのを聴いたから。それだけでも、本書がいまを生きている闘いの書物だとわかると思う。

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