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無印都市の社会学: どこにでもある日常空間をフィールドワークする

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参照データ

タイトル無印都市の社会学: どこにでもある日常空間をフィールドワークする
発売日販売日未定
販売元法律文化社
JANコード9784589035318
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会一般

購入者の感想

18.08.24
いわゆる都市を社会学するための指針本のような意義のある書物でしょうか。
感性と理性が交錯・競演するトポスとしての都市空間を、フィールドワークという方法を用いて観察し、
後継的研究者のために、いくつかのアイデアを提案しているようです。
都市のオアシス的な、身近な場所を選んでいることもありますが、ちょっと考えてみると、
実は消費構造がかつてとだいぶ変わってきていたり、その祝祭性や日常性の関係が密かに逆転していたり、
といったことも窺われ、そんなところにも社学のヒントがありそうです。

5部20章で構成され、まず方法について説明後、具体的な領域として、
くらし、趣味、イベント、身体・自然などをとり、地勢学的とか象徴論的な意味を読み解いてゆき、
さまざまなスペースの生きられた意味が浮上するような記述がなされています。
どの領域もたいへん身近であるだけに、つい見過ごしがちですが、
都市を構成するいろいろなスペースの分析から、都市空間という場所が現代にもつ、
結節点としての文明論的意味あいがつかめ、かつての都市(世界の古代都市など)と比べてみても、
興味深いかもしれません。

因みに、本書のタイトルにある「無印都市」とは、「無徴都市」とかいてもよさそうで、
つまりとくに大きな特徴はないけれども、いわばどこにでもありそうなありふれた都市の様相を対象としており、
しかし都市が都市としての生命線を維持しつつある、その現代性を浮上させようとする趣向ですから、
そんな読み解き方も可能かと思われます。この点、本書はむしろ一般的な現代都市空間が、
固有の都市空間として日夜その機能を再生し、命脈性を維持している象徴性の交替的顕現に照準しているようで、
興味は尽きぬ感じもします。専攻などに際して、各自の研究テーマなどを吟味するにも有益と考えられるので、
関心者や関係者らにおすすめとしておきます。

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