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新装版 ムーミン谷の仲間たち (講談社文庫)

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参照データ

タイトル新装版 ムーミン谷の仲間たち (講談社文庫)
発売日2011-07-15
製作者トーベ・ヤンソン
販売元講談社
JANコード9784062769372
カテゴリ文学・評論 » 文芸作品 » 外国文学・著者別 » ヤ・ラ・ワ行の著者

購入者の感想

18.08.24
著者のトーベ・ヤンソンさんは前作『ムーミン谷の冬』で、初めて大人向けにムーミンを書いたと仰っています。
アニメのパステルカラーの印象が強いムーミンですが、
小説版、特に後半の『冬』『仲間たち』『海へいく』『十一月』は大人が共感できる物語だと思います。

粗末に扱われて自分という存在を持てないニンニやはい虫、騒がしさや天変地異を恐れるヘムレンさんやフィリフヨンカ、
一家の主であれど冒険への憧れ故に家を飛び出してしまうムーミンパパ、登場人物の多くは憂鬱で物悲しい思いを抱いています。
本書は柔らかで優しい文章で包み込むように彼らを描写していきます。

そしてこの物語には、他のファンタジーのようなキーアイテムがありません。
素晴らしい力をくれる魔法、英知を与える財宝など存在しません。
彼らは主に他人との対話や自ら困難に向き合うことで、ある者は答えを見つけ、ある者は問題を乗り越えます。

けれど彼らの最初の対話はその殆どが散々に終わります。
はい虫は自分の名前の名付け親をスナフキンにお願いしますが、当のスナフキンは大事な創作を邪魔されて遠回しに彼を邪険にします。
ホムサは教訓を一つ得るのですが、同時に泣き出したいほど傷つきます。
ムーミンの小さな竜への愛情は行き違いに終わるし、
打ち明ける相手を最初から間違えたヘムレンさんやフィリフヨンカは手痛い思いをします。
為になる助言を与えられたニンニでさえおどおどと後ずさりし、スニフは聞く耳を持ちません。
ムーミンパパの対話相手に至っては言葉を話せないニョロニョロで、彼らと旅をして一体化することでようやく最初の邂逅をします。
紙の書籍で訳者さんがパパの短編を「話が長い」と評していますが、こうした過程が必要だったからだと思います。
それでも彼らは時間をかけて、彼らなりの到着点に辿り着きます。

私はこの小説を十代の頃に読みましたが、読み終えた当初の感想は「?」でした。
大人向けだとわかった上での読書でしたが、とにかくとっつきづらくてわからない話もあり、明確な答えらしきものがでなかった。

14.05.22
 ユニークで楽しい人たちがたくさん登場して、
読み手にいろいろなことを考えさせてくれる本です。

 たとえば、TVアニメでご存知の人が多いように思いますが、

 ミイは、たまねぎ型のヘアスタイルでポケットに入るほどの大きさです。
 名前は単位のμ(ミュー)からきており「いちばん小さいもの」という意味です。
 どんなに小さくても怒る権利はあると信じていて、感情をおし殺し続けたために顔が見えなくなってしまった
ニンニに「怒ることができないことが、あなたの悪いところだ」「戦うってことをおぼえないうちは、
自分の顔はもてない」と教えます。

 ムーミンパパやスナフキンは
言うまでもありませんねえ。各々が自由と想像力に満ちた
魅力的なキャラクターなのです。

 この本って大人が読んでも、
あなたはあなた、私は私、これでいいのだ、って感じで
けっこう元気がもらえたりします。

 独特の文章構成なところもあって、
小さい子が読んでも意味不明かもしれません。0

レビュー数 2 です

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