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連続講義・デフレと経済政策 アベノミクスの経済分析

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参照データ

タイトル連続講義・デフレと経済政策 アベノミクスの経済分析
発売日販売日未定
製作者池尾 和人
販売元日経BP社
JANコード9784822249656
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済学

購入者の感想

18.08.31
「デフレは金融政策では克服できませんよ。もしかりに克服したらエラいことになりますよ。」という本です。

そのとおりです。
100%同意いたします。

発行は2013年7月ですが、内容は全く古くなっていません。
すべての経済学部1年生や経済学部を目指す高校生に読んでいただきたいです。

数式は出てきませんし、金融論の基礎、銀行システムの仕組み、初等の複式簿記も学べます。

黒田緩和のはじっまった頃に執筆されたでしょうが、その後の日銀の行く末が完璧に予見されています。
至極まっとうなあたりまえの主張が展開されており、事態はそのようになるべくして、なっているというだけなのでしょうが。

この5年間日銀が400兆円以上も大人買いした国債の残高も完全に無視して、CPIはピクりともしておりません。
日本の潜在GDPの構造調整がほとんど進んでいないことの証左でありましょう。

アベノミクスwwww
なにそれ美味しいの?

2019年出口発言で逆噴射気味の黒田総裁ですが、あのような不毛なやりとりを、あと5年間も続けることになるとは、ご本人が一番情けなく思っていることでしょう。

15.03.19
理系人間であり、経済学を外から見る視点で読んだが、分かりやすくて大変ありがたかった。
通貨発行益の議論は、この本だけでは分かりにくかったかな。
安倍晋三の一派が、詐欺のような主張をしている論点なので、
もう少し丁寧に説明するべきだったと思う。

以下、この本に対する批判ではなく、近代経済学全体に対する批判だが、この本も多分、以下の論点には無自覚だと思う。

感想1 予測インフレ率という、アンケートでしか測定できない、いい加減な数値を基盤に確立されている「経済学」というものを、信じる人がいるというのが、非常に不思議である。

感想2 合理的期待(予測)形成仮説を弁護しているが(予測があたるという主張ではなく、バイアスがかかっていないので、大きくは外さないという主張に過ぎない、と弁護)、バブルのときって、マーケット全体にバイアスがかかって大きく外すんじゃないのか。
バブルは例外、と切り捨てるんじゃ、経済学はデフレ脱却には役に立っても、バブルの予防や鎮静化には役に立たない、
と言ってるようなもんだ。また、デフレも、保守陣営は、マインドにバイアスがかかってると言いたいんじゃないの?
予測インフレ率を上下させるというのも、バイアスの上下だよね?

感想3 マクロ経済学も、大きく様変わりしてるんだ、と進歩していることを強調しているが、マルクスを学んだ眼からすると、
マルクスが150年前に考えたことを、今更のように取り込み始めたに過ぎないように見える

14.04.27
著者の池尾和人氏は、『現代の金融入門』(ちくま新書)を上梓するなど金融分野の大家として知られる。

この本は、ビジネス本売上ランキング(丸善:エコノミスト誌調べ)の上位に位置しており、人々の「異次元の金融緩和」に対する関心の高さが伺える。
金融という、一般の人には馴染みがあるとは思えないテーマで、また、価格も安くはないこの単行本が売れるというのは、一般の人もアベノミクスにおける金融政策に危うさを感じていることの証左なのだろうか。

結論として、筆者はアベノミクスの行方を以下のように予想する。
1)景気回復を伴う形で物価上昇率2%を達成する確率が10〜20%
2)財政破綻等、金融危機が起こる確率が10〜20%
3)特に何も起こらない確率が70%

つまりは、筆者は現在のアベノミクスのブームを「大山雷同して鼠一匹出ず」とクールに諦観しているようである。
にも関わらず、本書を上梓したのには、「金融緩和さえすれば、どうにかなる」とする向きに、金融の専門家としてクギを刺したかったのだろう。

本書は、生徒が先生(池尾氏)に質問するという、経済書としては珍しいスタイルをとっているが、これはこれで読みやすい。
ただし、読みやすいとはいえ、内容的にはかなり骨太で、よほどこの分野に精通している人でなければ、一読しただけで内容を理解できるというわけにはいかないだろう。
重要と思われるところをノートに書き出し、思考の咀嚼をしながら読み進めると理解が深まる。

個人的には、以下の2点が目新しく興味深かった。

1)クルーグマンのインフレターゲティングについて
リフレ派が信奉する、クルーグマンのインフレターゲティング論だが、クルーグマン自身は、ゼロ金利近傍では「経済にマネタリー・ベースを注入しても効果はない」と貨幣数量説が成り立たないことを理解しながらも「もし中央銀行が、自分たちは無責任になり、将来はもっと高い物価水準を目指します、という形で約束できれば、金融政策もやっぱり有効になる」としているくだりが興味深い。

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